ガセネタ


岸上直樹の"関西パンク伝説"
番外編その1:ガセネタ





今もっとも熱いオールド・ジャパニーズ・パンク?バンド、「ガセネタ」です。
早速聴いてみましょうね!お気に入りのこの曲をどうぞ。

「社会復帰」


お、ちょっとテンション上がってきましたねー。いいですね〜。
こんなにギラギラしててええんかい、ええんやでといわんばかりのギター、何て言ってるかわからないボーカル、実はがんばってるベース、シンプルかつ疾走感あふれるドラム。これぞガセネタ!これぞガセネタやでー!



そんなガセネタは1977年、明治大学の「現代音楽ゼミナール」といういまいち詳細のわからないゼミナールにてメンバーが知り合ったことから始まります。
中心人物はボーカルの山崎晴美。字面では微妙ですが男性です。日本のアングラロックネタではちらちらお目にかかる人なので覚えておきましょう。
さらにギター:浜野純、ベース:大里俊晴、ドラム:村田龍美or高野or乾純or佐藤隆史という編成で活動します。

持ち曲は
「雨上がりのバラード」
「父ちゃんのポーが聞こえる」
「宇宙人の春」
「社会復帰」
の4曲のみ!というなんとも潔いバンドでありました。

ライブハウス「吉祥寺マイナー」を中心に大学構内、学園祭などでもライブを行いますが、1979年解散します。
レコード発売もメジャーデビューもなしです。おぉ〜。



・・・以上がガセネタの概略なのですが、時は流れて1992年、ベースの大里さんがガセネタ時代のおもひでをもとにした小説「ガセネタの荒野」を執筆、さらに音源のCD化を進めます。
この本を読んで「おいおいCDも発売予定て!まじかよ!」と思った山崎さんは、「なんか腹立つからCDのジャケット差し替えたろ〜」ってことで、自分と浜野さんの写真だけ載っけたジャケットを勝手に作成、そして1993年、CD「Sooner or Later」が発売されます。今のところガセネタとしてはこれが唯一の公式音源です。
新品CDなのに音飛びしたり、曲によってレベルがまちまちであったり、そもそも音質がぐっちゃぐちゃであったり、歌詞が気になるのに載ってなかったりしますが、むしろそれがいい!というおかしなCDです。ぜひ買ってみよう!



そんなこんなで結局よくわからないバンド、ガセネタでした。
が!しかし!まだ終わらねーぜ!



・・・なんと!今年の7/20に10枚組CDBOX「ちらかしっぱなし-ガセネタ in the BOX」が発売されます!
「雨上がりのバラード」26テイク、「父ちゃんのポーが聞こえる」27テイク、「宇宙人の春」17テイク、「社会復帰」11テイク、プラスその他11テイク収録予定らしいっす!おもろいね!笑
さらにdisk unionで購入するともう一枚おまけCDが付いてくるとか!
めっちゃ気になるね!うんうん!

あと「ガセネタの荒野」も再販されるらしいよ!これも気になるよね!んじゃ!
「父ちゃんのポーが聞こえる」





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