Buddy Guy


岸上&高橋の
    "Blues列伝〜ルーツはここだ!〜"



Buddy Guy




今回はかのジミヘンも憧れた伝説の(まだ生きてるけど)ブルースマン、バディ・ガイです。いぇいいぇい!

キャリアの長い彼ですから、人それぞれ思い描くバディ・ガイ像は違うのでしょうが、僕にとって彼はどういう人かといいますと、

・とにかくテンション高い!
・時折見せる変態的なフレーズ
・けどやっぱりテンション高い!

な人です。
「バディ・ガイはやっぱりライブだ!!」と生で見たことないのに思っています。そんな"ライブの人"バディ・ガイ、映像で見てみましょうそうしましょう!



まずはこちら。
1969年ロンドンで行われた「すんげぇ人らをとりあえず集めてみました」みたいなセッション「SUPERSHOW」での一幕。ベースにCreamのJack Bruce、ドラムにBuddy Milesという豪華なメンバーでやっちゃいます。
ではいきましょう!曲は「Mary Had A Little Lamb」!



「Mary Had A Little Lamb」、すなわち「メリーさんの羊」です。いまだかつてこれほどハイテンションの「メリーさんの羊」があっただろうか。いやない。

・・・いやぁ〜、かっちょいいっすね!キレキレっすねバディ!
歌の出だしなんかキレキレすぎて笑っちゃいますよね。ふふ。
この日の青スーツのナイスなバディをもっと見たいぜ!って人は「SUPERSHOW THE LAST GREAT SIXTIES MUSICAL EVENT [DVD] 」を買っちゃうといいと思います。そして僕にください。



続きましてはこちら。
1970年、 ジャニス・ジョプリン、ザ・バンド、グレイトフル・デッド、バディ・ガイなどなどの皆さんでカナダの各地を列車でまわってツアー・フェスをやっちゃうという「FESTIVAL EXPRESS」なるナイスなイベントがあったそうで、その中の一場面。
曲は「Money」。そう!いつぞや我々もカバーしましたね!
んじゃいってみよう!



・・・テンション高っ!笑 ぶっとんでますね〜!いいよいいよー!
途中テンション上がりすぎてフォークリフト的な乗り物でステージを下りちゃうのもniceです。下りた先での「急にピックアップ切り替えました!」みたいなのもNICEです。さらには戻ってきてしばらくやって「ほなお疲れっしたー!」と言わんばかりに早々に去っていくのもナイスです。いかすぜバディ!!
それからバックのサイケじみたヒッピーがかった方々も何ともおもろくてよし!うんうん!
このナイスな映像をDVDで見てみたい!という方は「フェスティバル・エクスプレス [DVD] 」をお買い求めになるといいと思います。そして僕にください。



・・・そんなバディでした。
もちろんしっとり渋渋ブル〜スをやることもあるのですが、本質的にはこのような人である、と僕は認識しています。ジミヘンが憧れたバディもきっとこんな感じだったのでしょう。うん。





ではでは、おすすめアルバムのコ〜ナ〜!

彼の場合はまずこれを聴け!的なノリで「I Was Walking Through The Woods」(Chess・1974)というアルバムがお勧めされる傾向にあります。
もちろんバディのブルース愛と変態性は伝わってくるのですが、上記のような"ライブでのバディ"のテンションの高さを知ってしまっては何ともパワー不足に感じてしまうのです。


というわけで、あえて名盤「I Was Walking Through The Woods」以外のアルバムを3枚おすすめしちゃうぜ!


This is Buddy Guy!
1968年、カリフォルニア州バークリーの「New Orleans House」というライブハウスで録音されたナイスなライブ盤。
若き日のバディ。ホーン隊がすごく効いてて純ブルースなのかR&Bなのかよくわからんほどにファンキー。お客さんもノリノリでいい感じ!

Stone Crazy!
1979年何故かフランスで録音され(ツアー中だったんでしょう)、1981年、Alligatorレーベル(Hound Dog Taylorのとこやね!)から発売されたナイスなスタジオ録音盤。
A-1「I Smell A Rat」から早くもぶっとんでいる。ひたすら弾きまくりバディ。
その後もさまざまに曲調を変えながら、なおも弾きまくりバディ。
全部聴いたらお腹いっぱいになる裏名盤。

Live at the Checkerboard Lounge Chicago 1979
1979年、シカゴのライブハウス「Checkerboard Lounge」で録音されたタイトルそのまんまのナイスなライブ盤。
テンションの緩急付け方が実にバディ的。何弾いてるかわからん感じのバディ流速弾きや1音をひたすらひっぱっちゃうバディ流手抜きなどが随所に散見され、あぁバディすな〜という安心感・安定感のあるライブ。
上の2作品で聴き足りない方はぜひ。


そんな感じです。
「I Was Walking 〜」を聴いて「俺の思ってるバディじゃねぇ!」って思った人は聴いてみましょう。






・・・あ、ヒストリー書いてねぇ!気になる人はWikipediaで読んでね!
んじゃまた!





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